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クロマジャパン株式会社バッテリーセル絶縁試験器 Model 11210

絶縁抵抗試験器

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Model 11210はリチウムイオンバッテリー(Jerryroll/Drycell)の漏れ電流試験(LC)と絶縁抵抗試験(IR)を行う試験器です。また、固体コンデンサ、積層セラミックコンデンサ(MLCC)、高電圧電解コンデンサ及び絶縁材料の測定も可能です。

一般的なLC/IR試験だけでなく、高電圧測定中に絶縁材料の内部で発生した微小放電(Partial discharge=PD)又はフラッシュオーバーを検出する独自の機能を備えています。電解液充填前のバッテリーの有効絶縁距離が十分であるかどうかをPDにより検出することで、次の製造工程に入る前に不良品を発見し取り除くことで、現場で起こりうる潜在的な危険や市場に製品が出回ってからのリスクを防ぎます。Model11210は従来の絶縁試験方法とは一線を画した検出メカニズムによって、リチウムイオン電池駆動製品や電気自動車の安全性と絶縁材料の品質検査を新しいレベルに引き上げます。

Model11210は、特別な回路設計を使用してPD検出機能を提供し、試験中の過程で部分的な異常放電によって引き起こされた異常なフラッシュオーバーがセルで発生したかどうかを監視し、データを数値および記録可能な波形で定量化します。試験電位に達した後、試験時間内に一般的な耐電圧または絶縁試験機と同様に漏れ電流または絶縁抵抗値の測定を行い、異常を判定します。

フラッシュテスト機能(+Flash)は、2段階の断続的な高電圧と低電圧を提供し、それぞれ高電圧下でのDUTの耐電圧特性と低電圧下での漏れ電流性能を検出し、漏れ電流値とPD検出を個別に判断するため、さまざまなエネルギー貯蔵要素に効果的に使用できる機能です。

コンタクトチェックは試験の信頼性にとって非常に重要な項目です。しかし実際のDUTに対しての絶縁抵抗試験ではまだ行われていません。したがって不良な製品であってもコンタクトチェックを行わないがために試験で「合格」として処理され、欠陥のあるDUTが「偽合格」として次工程に進んでしまう危険性を持つことを示しています。 特にDUTの絶縁抵抗値が非常に高い場合に発生しがちです。このModel 11210のコンタクトチェック機能は独自のメカニズムを使用してコンタクトチェックエラーを5ms以内検出し、「不合格」判定を行います。このコンタクトチェック機能もわずかな時間で実行できるため、安全性のためにタクトタイムを犠牲にするということはありません。 

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